スウェーデンのスケートシーズンは、湖や運河が凍り出す11月に始まります。数週間後には、アーキペラゴ(ストックホルム近郊にある大小数千の群島が点在する海域)まで氷で閉ざされます。この時期、ストックホルムの地下鉄やバスは、氷上仕様のストックやスケートを携えてお気に入りのスケートスポットへ向かう人たちでいっぱいになります。

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ストックホルムの中心部からは、西に向かえばメラーレン湖から島内の運河へ、東へ向かえば2万4000以上の島、岩礁、小島へとアクセスできます。メラーレン湖のほとりにある歴史を感じさせる小さな街の数々を眺めるのも良し、アーキペラゴの小島まで行ってみるのも良し。ベテランのスケーターになると一日に200キロ以上も移動できるので、かなり遠くまで足を伸ばしても夕食の時間にはストックホルムに帰ってくることができるのです。
アーキペラゴでは、アイスヨットも盛んです。エッジにセイルを付けただけのアイスヨットが、時速200キロ以上で氷上を軽々と疾走する姿は壮観です。アイスセイリングは約1200年前、バイキングの時代に始まったと言われ、骨で作られたスケートのエッジも発掘されています。現在のようなアイスセイリングは18世紀の中ごろにバルト海で盛んになり、19世紀の終わりにはすでに競技会が開かれています。今では世界各国に愛好家が広がり、アメリカ北部でも人気スポーツとなっています。
ときに、スウェーデンのマイナスイメージとなる長く厳しい冬。楽しく過ごす方法を、スウェーデン人はしっかり心得ているようです。

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