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スウェーデンの人気デザイングループ「デフィーラ」が手がけた「珍しいきのこ舞踊団」のステージ |
スウェーデンでは日本は遠い国。ストックホルムの人たちは「日本がどんな国なのかよくわからないけど、テクノロジーの国みたいだし、お寿司はヘルシーでおいしい」といったイメージしかありません。一方で、ストックホルム郊外にある「ヤスラギ」という名の日本風の旅館をイメージしたスパホテルは大人気。若い世代にはマンガやアニメのメッカとして知られています。
そんなストックホルムの人々に「東京」をキーワードに、等身大の日本を知ってもらいたいと、前駐日スウェーデン大使夫人エヴァ・クムリーンさんが立ち上げたのが、東京スタイルなのです。
クムリーンさんは、1999年に東京で始まった文化イベント「スウェーデンスタイル」の発起人でもあります。日本でスウェーデンに対する興味を広めるきっかけとなった同イベントは、来たる10月にも東京のスウェーデン大使館を中心に開催され、次回で5回目を迎えます。
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ベックマン・スクール・オブ・デザインにて、教室の壁に絵を描く伊藤桂司さん |
東京スタイルで注目すべき点は、日本からたくさんのアーティストがスウェーデンを訪れていること。スウェーデンで日本の現代アートがここまで大々的に紹介されたのは初めてのことで、アーティストが各地で開いたワークショップも大人気。関心の高さがうかがえました。スウェーデンのデザイン界からも、ヤーシュネス、スヴェンスク・テンなどの有名ブランドが日本のデザインコンセプトや日本人デザイナーの作品を紹介しました。
アニメの人気はもちろん、能や凧揚げといった日本の伝統文化もスウェーデンでは目新しく、各会場は大にぎわいでした。また、シンガーACOのコンサートも立ち見はもちろん、会場に入れない人が出るほどの大盛況。ACOの歌声を聞いた人からは「とてもよかった。彼女の音楽をもっと聴きたい」との感想が聞かれました。
スウェーデンでは、新聞雑誌に東京スタイルに関する70近くの記事が掲載されました。メディアの注目はイベントそのものに留まらず、メインスポンサーのひとつであるスウェーデン・ハウスの取り組みも、全国紙「Svenska
Dagbladet」が大きく掲載。スウェーデンと日本の関係が多方面にわたっていることを知らしめるきっかけとなりました。
「東京スタイルは、日本への熱意と愛情を持つ、わたしも含めた大勢のボランティアに支えられて実現しました。来年以降も予算が確保できれば是非、開催したいですね。次に実現するとしたら、2年後ぐらいかしら?」と、クムリーンさん。来年以降も続けて欲しいという、多くの声に応える意欲を語ってくれました。

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